メープルをお迎えすると決めたその日から、私の一週間は少しだけ慌ただしく、そして少しだけ楽しい混乱に包まれた。
まず最初に探し始めたのはケージ。
トイレとベッドに仕切りがあると良い…とどこかで読んだけれど、うちのサンルームにはそのサイズが全然合わない。
仕切りタイプを探しては、メジャーを片手にサンルームを測り、またネットで検索して、また測って…入るけど、ドアに干渉してしまうなぁ…だめか。
そういえば店員さんは言っていた。“仕切りはなくても大丈夫ですよ。”と。
だから気持ちを切り替えて、仕切りなしで広さのあるタイプを探すことにした。
困ったのは、想像していたよりメープルが足長で背が高いこと。
窮屈な思いだけは絶対にさせたくなくて、
「もっと広いほうがいいかな…でも置けるかな…」
と、ひとりでぐるぐる考える毎日。
お迎えの日までに揃えなきゃいけないのに、優柔不断な性格が邪魔をして、
購入ボタンだけはどうしても押せない。
指が上で止まる。“これで本当に大丈夫かな…”その繰り返し。
なんとか収まるサイズのケージを見つけることができて、次はトイレ選び。
「薄くて、つまづきにくくて、掃除しやすくて、ワイドで、しかもケージに収まるやつ…」
欲張りな条件を全部書き出して探すけど、ぴったりなものってなぜか見つからない。
これもまた、購入ボタンの上で指が止まる。
「これじゃ掃除しにくそう…
いや、ワイドのほうがいい?
でもケージに入るかな…」
そんな感じで、メープルを迎えるための準備は、まるで小さなパズルを必死で解いているようだった。
けれど、確かなことがひとつだけあった。
“この子のために、最善を選びたい”
そんなこんなで品定めは続くのだった。

